- 「MT5を使い始めたけど、専門用語が多すぎてわからない…」
- 「気になる機能があるけど、用語の意味が分からなくて使いこなせない…」
- 「設定画面を開いたものの、どの項目が何を意味しているのかさっぱり…」
MT5(MetaTrader 5)をスムーズに使いこなすためには、基本的な用語を理解することが欠かせません。MT5の用語を覚えることで、次のようなメリットがあります。
- 操作がスムーズになり、MT5を使いこなせるようになる
→ 注文方法やインジケーターの設定、チャートのカスタマイズが直感的にできるようになる。 - 情報収集がしやすくなる
→ MT5を使った解説記事やYouTubeを見たときに、専門用語に戸惑わずに理解できるようになる。 - ツールの機能を最大限に活用し、トレードの精度が上がる
→ MT5の豊富な機能を正しく理解することで、分析や自動売買を効果的に活用できる。
この記事では、MT5でよく使われる用語を一覧にし、初心者でもわかりやすいように解説します。これを読めば、MT5の基本操作や活用がスムーズになり、より快適にトレードを進められるようになります!
それでは、さっそくMT5の用語リストを見ていきましょう!
MT5初心者が最初に知っておくべき基本用語
MT5(MetaTrader 5)は、FXや株式などの取引を行うためのツールですが、初めて使うと専門用語が多くて戸惑うこともあるかもしれません。そこで、MT5をスムーズに使いこなすために、初心者が知っておくべき基本的な用語を分かりやすく解説します。
基本用語1:メニューバー

MT5での「メニューバー」とは、画面の一番上にあり、MT5のさまざまな機能にアクセスできる場所です。PC版MT5で使います。
「ファイル」「表示」「挿入」「チャート」「ツール」などの項目が並んでいて、ここから設定を変更したり、新しいチャートを開いたりできます。
例えば、チャートにインディケータ(後述)を追加したいときは「挿入」メニューから選択できます。
このメニューバーを活用すると、よりスムーズにMT5を操作できるようになります。

基本用語2:ツールバー

MT5での「ツールバー」という用語は、メニューバーの下にあるボタンが並んだエリアのことです。ツールバーもMT5PC版で使います。
よく使う機能をボタン一つで素早く実行できるため、取引を効率的に進めるのに役立ちます。
主なツールバーのボタン
- 新規注文 … 新しい取引をすぐに始めるボタン
- 時間足変更 … チャートの時間単位(1分、5分、1時間、1日など)を切り替えるボタン
- ズームイン・ズームアウト … チャートの大きさを変更するボタン
初心者のうちは、新規注文や時間足変更のボタンを押してみて、どのようにチャートが変わるのか試してみるとよいでしょう。

基本用語3:オブジェクト(描画ツール)

MT5でのオブジェクト(描画ツール)という用語は、チャートの上に線や図形を描くためのツールです。
トレンドの方向を確認したり、価格の動きを分析するときに使います。オブジェクトはPC版スマホ版両方で使えます。
オブジェクトはツールバーの中にあります。
よく使われるオブジェクト
- トレンドライン … 価格の流れを視覚的に確認する線
- 水平線 … 重要な価格ラインを見つけるための横線
- フィボナッチリトレースメント … 価格の戻りを予測するツール
これらのツールを使うことで、どのポイントで取引を始めるべきか、より分かりやすくなります。
基本用語4:インディケータ(テクニカル指標)
MT5でのインディケータという用語はインジケーターの事です。過去の価格や出来高(取引量)を元に、今後の値動きを分析するためのツールです。
MT5では、標準で多くのインディケータが用意されており、「ナビゲーター」から簡単に追加できます。
インディケータはPC版とスマホ版で使えます。
代表的なインディケータ
- 移動平均線(Moving Average) … 価格の平均を計算して、全体の流れ(トレンド)を確認できる
- ボリンジャーバンド(Bollinger Bands) … 価格の変動範囲を示し、相場が過熱しているかを判断できる
- MACD(マックディー) … 価格の勢いを測り、トレンドの転換点を予測する
初心者のうちは、移動平均線をチャートに追加し、価格の流れを確認するところから始めると良いでしょう。

基本用語5:ナビゲータ

ナビゲータという用語は、自分の取引口座やインディケータ、自動売買プログラム(EA)などを管理できるウィンドウ の事です。MT5の左側に表示されており、トレードに必要な機能を素早く選択できます。
ナビゲータはMT5PC版で使う用語になります。
ナビゲータの主な機能
- 取引口座の管理 → 複数の口座を切り替え可能
- インディケータの追加 → 移動平均線やRSIなどのテクニカル指標をチャートに適用
- エキスパートアドバイザー(EA)の管理 → 自動売買プログラムを選択・適用
- スクリプトの使用 → 取引を自動化するための簡単なプログラムを実行
基本用語6:ツールボックス

ツールボックスはという用語は、取引状況や口座情報、ニュースなどを確認できるウィンドウの事 です。MT5の画面下部に表示され、トレードに関するあらゆる情報がここに集約されています。
ツールボックスはMT5PC版で使う用語になります。
ツールボックスの主な機能
- 取引(Trade) → 現在のポジション(保有中の注文)や証拠金の状況を表示
- 履歴(History) → 過去の取引履歴を一覧で確認できる
- ニュース(News) → 経済ニュースをリアルタイムで取得
- メールボックス(Mailbox) → ブローカーからの通知やメッセージを受信
- エキスパート(Experts) → 自動売買の動作状況をチェック
基本用語7:気配値

気配値(気配置表示)という用語は、通貨ペアや商品のリアルタイム価格を表示するウィンドウ の事です。MT5の左側にあり、ここから直接注文を出すこともできます。
気配置はMT5PC版とスマホ版で使えます。
気配値の主な機能
- Bid(売値)とAsk(買値)の表示 → いつでも最新の価格を確認できる
- スプレッドの確認 → 売買価格の差(取引コスト)が一目で分かる
- チャートの表示 → 右クリックして「チャートウィンドウ」を開くと、その銘柄のチャートを表示
- 新規注文 → 気配値から直接注文を出せる(ワンクリックトレード対応)
基本用語8:データウィンドウ

データウィンドウという用語は、カーソルを当てたローソク足やインディケータの詳細情報を表示するウィンドウ の事です。MT5の「表示(View)」メニューから有効化できます。
データウィンドウはMT5PC版で使います。
データウィンドウの主な機能
- ローソク足の詳細データを表示 → 始値・高値・安値・終値(OHLC)が確認できる
- インディケータの数値を表示 → 移動平均線やRSIなどの具体的な数値をチェックできる
- 複数のインディケータを同時表示 → チャート上で確認しにくい数値を一覧で見ることが可能
特に、細かい分析をするトレーダーにとっては、データウィンドウを使うことで数値の変化を正確に把握できる ので便利です。
注文用語
MT5では、取引のスタイルや目的に応じてさまざまな注文方法が用意されています。それぞれの用語を理解して、適切に使い分けましょう。

- カウントダウン注文 → 成行注文
- Buy Limit / Sell Limit → 指値注文
- Buy Stop / Sell Stop → 逆指値注文
- Buy Stop Limit / Sell Stop Limit → 複合注文
注文方法を適切に使い分けることで、リスク管理や効率的な取引が可能になります。初心者の方は、まず「成行注文」から試してみるのがおすすめです。
また、MT5ではストップロスの事をSL。テイクプロフィットはTPという風に省略してチャートに表示されます。
自動売買・プログラムに関する用語
MT5では、手動で取引を行うだけでなく、自動売買(アルゴリズム取引)を活用することができます。自動売買を使うと、決められたルールに従ってプログラムが取引を実行し、感情に左右されることなくトレードを行えます。
- エキスパートアドバイザー(EA) → 自動売買プログラム
- バックテスト → 過去のデータでEAの性能を確認
- MQL5 → EAやインディケータを作るためのプログラミング言語
- ストラテジーテスター → EAのテストや最適化を行うツール

MT5その他の用語一覧
MT5には、取引をスムーズに行うためのさまざまな機能が搭載されています。ここでは、MT5を使いこなすために知っておきたい重要な用語をジャンルごとに整理して紹介します。これらの機能を理解し、活用することで、より快適で効率的なトレードが可能になります。
取引・注文関連の用語
MT5では、注文の管理や自動取引をサポートする便利な機能が多数用意されています。特に、シグナルやコピートレードを活用することで、他のトレーダーの戦略を取り入れながら取引を行うこともできます。
用語 | 説明 |
---|---|
板注文画面(Market Depth) | 買い・売りの注文量(板情報)をリアルタイムで表示する画面。流動性を確認しながら取引できる。 |
シグナル(Trade Signals) | 他のトレーダーの取引をコピーするための機能。シグナルプロバイダーを選んで、自動で同じ取引ができる。 |
コピートレード(Copy Trading) | シグナル機能と同様に、成功しているトレーダーの取引を自動的にコピーする取引手法。 |
アラート(Alerts) | 指定した価格や条件に達した際に通知を送る機能。エントリーのタイミングを見逃さないように活用できる。 |
チャート・分析関連の用語
チャートの分析を正確に行うためには、MT5に搭載されているさまざまな補助ツールを理解することが重要です。グリッドやチャートシフトなどの機能を適切に設定することで、より見やすいチャートを作ることができます。
用語 | 説明 |
---|---|
ティックボリューム(Tick Volume) | 価格が変動した回数を示す指標。通常の出来高(取引量)とは異なり、価格の動きの多さを測る。 |
グリッド(Grid) | チャート上に表示される補助線。価格の変動幅を視覚的に把握しやすくするためのツール。 |
自動スクロール(Auto Scroll) | チャートが常に最新の価格に合わせて自動でスクロールする機能。 |
チャートシフト(Chart Shift) | チャートの右端にスペースを作り、未来の価格変動を見やすくするための設定。 |
システム・ツール関連の用語
MT5には、取引をサポートする便利なシステム機能が多数搭載されています。ニュースやレポート機能を活用することで、市場の動向をチェックしながら、過去の取引を分析することができます。また、VPSを利用すると、PCを閉じても自動売買を継続することが可能になります。
用語 | 説明 |
---|---|
ニュース(News) | 経済ニュースをリアルタイムで取得できる機能。重要な市場イベントをチェックするのに便利。 |
レポート(Report) | 取引履歴や損益をまとめた詳細なレポートを作成する機能。トレードの分析や振り返りに役立つ。 |
ステップバイステップ(Step-by-Step) | ストラテジーテスター(Strategy Tester)の機能で、EAのバックテストを1ステップずつ手動で進めることができる。 |
VPS(Virtual Private Server) | MT5の自動売買(EA)やシグナルを24時間稼働させるための仮想専用サーバー。パソコンを閉じても取引を継続できる。 |
データフォルダ(Data Folder) | MT5の内部ファイルや設定データを保存するフォルダ。「ファイル」→「データフォルダを開く」からアクセスできる。インディケータやEAの管理に利用。 |
MT5には、トレードをより便利にするためのさまざまな機能が備わっています。特に、取引の補助ツール(シグナル・アラート)やチャート設定(グリッド・チャートシフト)、分析ツール(レポート・ニュース) などを活用することで、より戦略的な取引が可能になります。
最初はすべてを使いこなすのは難しいかもしれませんが、基本的な機能から少しずつ試してみることが大切です。MT5の各種ツールを活用しながら、効率的で効果的なトレードを目指しましょう!
MT5の用語に関するQ&A
MT5(MetaTrader 5)には、初心者が戸惑いやすい専門用語がたくさんあります。基本的な注文方法やチャートの操作だけでなく、MT5独自の機能や設定、MT4との違い など、さまざまな疑問が出てくることでしょう。
そこで、ここでは 「MT5の用語に関するよくある質問」 をQ&A形式で分かりやすく解説します!
Q1. MT5とMT4では用語は異なりますか?
基本的な用語はMT4と共通しており、MT5独自の用語もありますが、特に気にしなくても問題ありません。
MT5はMT4の進化版ですが、注文方法やチャートの基本的な操作は共通しています。例えば、「ナビゲーター」「ツールボックス」「成行注文」「指値注文」「スプレッド」 など、MT4で使われていた用語はそのままMT5でも使われます。
Q2. 「ティックボリューム」と「出来高」の違いは?
ティックボリュームは価格の変動回数、出来高は取引量 です。
- ティックボリューム(Tick Volume) → 価格が変動した回数をカウントする指標(FXでは主にこれを使用)。
- 出来高(Volume) → 実際の取引量を示す指標(株式や先物では重要)。
Q3.MT5スマホ版で使う用語はPC版と異なりますか?
基本的な取引用語(成行注文・指値注文・証拠金など)はPC版と同じですが、一部の機能や表示がスマホ版特有の名称になります。
スマホ版特有の用語や違い
- タップ → PC版は「クリック」と呼ぶ
- 気配値→ PC版の「気配値表示」と同じ
- 履歴→ PC版の「口座履歴」と同じ
- スマホ版のチャート設定は PC版よりシンプルなカスタマイズ機能
PC版とスマホ版では操作方法やレイアウトが異なるため、用語の使われ方も若干違いますが、基本的なトレード用語は共通です。
まとめ
MT5を使い始めると、多くの専門用語に出会いますが、最初は基本的な機能だけを覚えれば問題ありません。まずは取引方法やチャートの見方、注文の種類を理解することが重要です。
取引では、「成行注文(即時取引)」や「指値注文(予約注文)」 の使い方を覚え、チャート分析では**「時間足の変更」や「インディケータの追加」** などの操作に慣れましょう。また、取引状況を管理するために、「ナビゲーター(ツール管理)」や「ツールボックス(取引情報確認)」 の役割を知っておくと便利です。
MT5には高度な機能も多くありますが、最初は基本操作に慣れることが最も大切です。 実際に画面を触りながら、必要に応じて少しずつ新しい用語や機能を覚えていきましょう!
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